先日、ブログでもお知らせしました「しゃもじをつくろう」ワークショップが開催されました。
今日はその様子をご報告いたします。
ワークショップ当日の午前中・・・
laboのスタッフ達の準備スタート。
参加して頂く皆様に喜んでいただけるよう、家具職人達はワークショップ内容の再確認。
あらかじめ切り出しておいた材料と、道具を揃え、準備完了です。
午後2時。
20名以上の方がご参加くださり、いつもと違ったlaboの風景。
皆さん席が決まったところで、いよいよワークショップスタートです。

事前に考えて頂いたしゃもじのデザインを、実際に紙に描いて形にしていきます。

今回は、「ホオ」と「カツラ」2種類の木材を用意しました。
紙に描いた形の通りにカットし、実際に切り出した木材に写していきます。
そして木材に描かれたデザインの外枠を、今度はlaboスタッフ達がジグソー(電動糸鋸)を使ってカットしていきます。
カットした木材を、ナイフや彫刻刀を使って、薄くしたり、くぼみをつけたり、思い描いたデザイン通りに形を作っていきます。
こちらは鉋を使って・・・
見ていると、なめらかに削れそうですが、実際はなかなか難しそう・・・
頑張って削って削って、
仕上げは荒目のサンドペーパーで表面の凸凹を平にしていき、細かいサンドペーパーで滑らかにしていきます。
限られた時間の中での作業となるため、皆さん急ピッチで仕上げて行かれ・・・
完成しました!
しゃもじと言っても、参加して下さった方の数の分だけ、一つとして同じ形のないしゃもじが出来上がりました。
「なぜこのようなデザインにしたのか?」個性豊かな発想を一人一人に発表していただきました。
「持ちやすさと使いやすさ」重視、「ごはんの盛りやすさ」重視、「キャンプなどアウトドアでも使いやすいように」、「ご飯粒が引っ付かないよう、先を薄く」また、「ご飯粒が引っ付かないよう、表面を滑らかにせず、あえて凸凹に」・・・
ご飯をよそうだけでなく混ぜたり出来るように、味見が出来るよう持ち手の方に小さなくぼみをつけたり。
また事前に3Dでデザインされた方もいて、しゃもじ一つ作るにも、色々な思いが詰まっています。
「なぜこのデザインになったのか?」を知ることによってモノの見方や使い方も変わりそうです。
思いを形にしていくワークショップ。
皆さんご満足頂けたでしょうか?
ご飯をよそいながら食卓で「しゃもじ物語」が展開しそうですね。
実際の使い心地も、ご一報お待ちしております!
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。