2008年2月27日

graf labo
grafの家具の良さって・・・?

grafの家具の良さって何だろう?

もともと自分たちが欲しい家具をデザインし、自分たちで製作し生まれたgrafの家具。


ふと思ったのは、家具職人達の思うgrafの家具の良さって何だろう?


laboのみんなに聞いてみた・・・



一つ、よけいなものがついてないシンプルなところ




一つ、既製品にはない手作りの良さ



一つ、デザインの良さ




一つ、仕上げにこだわり、木目を綺麗に残す自然な風合い




一つ、デザイン、製作、販売と全てgrafで行っているところ・・・



作り手に聞くと違う答えが見つかるかも!と思ったけど、感じるところは同じかも。



感じるところは同じでも、家具職人達はシンプルなデザインを一つ一つ丁寧に作り上げていく。



シンプルで他の物をジャマしないのは、デザインの良さ?
黙々と家具を作る職人達の口の代わりに手を通して、grafの家具の良さが作られていくような。



だから実際手で触れてみて、なでてみて、動かしてみて、座ってみて、ボーッとして。





皆さんはgrafの家具の良さって何だと思います?





2008年2月17日

graf labo
接着材の話


私たちが家具を作る時に、なくてはならない接着剤。

接着物や作業方法に合わせて、たくさんの種類を用意しています。




これは速乾ボンドをスプレーして塗っているところです。
黄色のいわゆる「ゴムのり」です。

広い面の板に、薄い板を貼るときに使っています。

貼り合わせる面の両面に、速乾ボンドを塗り貼り合わせます。
ピタッとひっついて、すぐに次工程にすすめます。




貼り合わせた後、ローラーで圧着させます。





この作業は、巾のせまい板をはぎ合わせて、巾の広い板を作っています。
板を製材した後、ジョインターという工具を使って溝を彫ります。



正確に位置決めをして・・・


溝を彫ったところに「ビスケット」といわれる「さね」になる部材を差し込みます。
     
           ↑
       これが「ビスケット」

ブナという木の圧縮材です。(お菓子ではありません・・・)


これを先ほどの溝に差し込み、ボンドを塗ってはぎ合わせると、ボンドの水分を吸って膨張し、板と板をしっかり固定してくれます。




そして、クランプで挟み一日置きます。
ビスケットは板の中に仕込まれているので、表からは見えません。(影の名役者です!)


こうして作成したこの巾の広い板は、天板や棚板になります。




今日の接着材の話はここまで・・・







2008年2月16日

graf labo
塗装の話(2)



組み上がったArmsofa single...
これから染色です。


前回の「塗装の話」は仕上げ方の話でしたが、今回は染色の話を。



ウレタン塗装、WAX仕上げ、オイル仕上げの前に、染色をします。
この工程も、もちろん私たちで行います。

私たちが使う染色材は「水性顔料」とよばれる染料を使ったもので、キャピタルペイントさん(塗料メーカー)にお願いして、オリジナル塗料を作ってもらいます。




作ってもらったベース塗料に水と、との粉(上記右写真:土のようなもの。これを配合すると木目にとの粉が入り込み、美しく仕上がります。)を計りを使って決められた分量を配合し、よく混ぜます。




できた染色材は刷毛で塗っていきます。




ウエスで拭き取りながら塗ります。

以上で染色の話はおしまい。

またちょくちょく製作小話をしていこうと思いますので、皆さん見に来てください!



2008年2月9日

graf labo
塗装の話


私たちがつくる家具の塗装には、ウレタン塗装仕上げ、
オイル仕上げ、ワックス仕上げの3種類の仕上げ方があります。



今回は、ウレタン塗装仕上げの話を。

「天然木突板材使用」などと、他の家具屋さんのHPでもよく表記されていますね。皆さんもご覧になったことがあると思います。
「天然木突板材」とは、合板などの下地材の表面に、タモやチークなどの高級天然木材をスライス(0.3mmと極薄!)したものを貼った板材です。
家具に使う場合、表面が薄いので、無垢材に比べると水分やキズに弱いので、ウレタン塗装の塗膜で保護するのが一般的です。
ウレタン塗装の工程は、下塗り→中塗り→やすりがけ→上塗り(仕上)の4行程があります。
「塗り」といってもハケで塗るのではなく、スプレーガンで吹き付けていきます。
家具の裏表や天地があるので、本体をひっくり返したり横に寝かせたりしながら、全面に吹き付けていきます。
ちなみに上記写真は、やすりがけの工程です。



慣れた手つきで表面を均一にしていきます。



大きいものは台車に載せて・・・



全工程完了。一晩かけて乾燥させます。

塗装の話は今日はここまで・・・


graf labo
朝から雪。雪。雪。


久しぶりに大阪にも雪が降りました!



積もり積もって雪景色・・・


寒いので普段はシャッター下ろしてます。
ご用の方は横入り口からお入り下さい!!

laboの皆は寒さにめげず、せっせと家具作りに励んでおります。


風邪ひかないようにねっ

2008年2月7日

graf labo
laboの2階から




laboの2階事務所からの撮影です。
ゆったり流れてlaboと事務所、grafビルを繋ぐ土佐堀川。
午前中は太陽をあびてキラキラ輝いてます。
たまに魚が跳ねたり、鳥が泳いだり、船が通ったり・・・






バウ棚deep制作中です。
塗装もlaboで行っています。

2008年2月6日


H2m、W2mの大きなカップボードです。
大きい家具を作る時は、分割式にします。

2008年2月2日

graf labo
graf laboブログ開設!

grafの工場から、普段見られない家具の製作状況や完成品、または日常の出来事など、少しずつお知らせしていきます。
まずは製作風景を少し公開!!




これはムク材を削っているところ。
クイーンサイズのベッドの部材です—