早いもので、今年も残すところ後4日・・・
めっきり寒くなって、やっと12月らしくなってきた今日この頃。
お家の中は暖房で乾燥しやすく、外も乾いた風が吹く季節。
家具にとっても乾燥は、色が褪せて見えたり、ひび割れの原因になったりします。
さて今年最後のlaboブログは、家具のメンテナンスを、オイルとWAXを使ってご紹介します。
はじめにオイルを使ってのお手入れです。
オイルはオレンジオイルです。
この天然のオレンジオイル(精油)は大変優れた汚れ落としでもあります。
木部塗装をカサカサにすることなく、表面の汚れをとり、つやを与えます。
主にgrafオリジナル家具では、ウレタン仕上げの家具に使用します。
今日はバウ棚を使って、お手入れの手順をご紹介します。
まずはじめに、乾いたウエスにオレンジオイルをスプレーします。
一緒に汚れも落とすように、丁寧にオイルをのばしていきます。
全体にオイルを塗り終わったら、新しい乾いたウエスでから拭きしていきます。
つやを出し、表面を保護しながら汚れも落とせるオレンジオイル。ご家庭でのメンテナンスが簡単にできます。
つぎにWAXを使ったお手入れ方法。
WAXは、WAX仕上げの家具だけでなく、無垢材のオイル仕上げの家具にも使います。
(grafオリジナル家具でWAX仕上げは3/6シリーズやマッシュルームチェア他、無垢材はダイニングテーブルやアームソファなど。)
このWAXは蜜ロウやオレンジオイルを配合した、木部用のWAXです。
家具を乾燥やひび割れから守り、やさしい光沢を与え、天然のWAXコーティングで保護します。
まず、オイルと同様、乾いたウエスにWAXをとります。
そして木目に沿って、導管にWAXをすり込むように浸透させます。
オイルの時よりも、少し力を入れて、丁寧に磨いていきます。
左半分、WAXをすり込んでいった部分。WAXが浸透し、つやが出てきたのがわかるでしょうか?
全体にWAXをすり込み浸透したら、乾いたウエスでから拭きしていきます。
乾燥や水拭きなどで少し白っぽくなっていた表面も潤い、しっとりとしたやわらかい表情を取り戻しました。
お手入れした家具たちは、本来の美しさを取り戻し、心なしか生き生きした表情は、お部屋の空気もすっきりとかえてくれそうです。
今日ご紹介したオイルとWAXは、grafショールームで取り扱っております。
2008年の年の瀬、大掃除で今年一年の埃をはらい、メンテナンスで気分新たに2009年を迎える準備を・・・
最後に、今年一年laboブログを楽しみに見て下さった皆様、ご意見下さった皆様、本当にありがとうございました!
来年もgraf laboの家具職人達は、皆様と共に暮らしの物語をつくっていき、喜んで頂ける家具をご提供できるよう頑張ります!!
それでは良いお年をお迎え下さい。
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