接着材の話
私たちが家具を作る時に、なくてはならない接着剤。
接着物や作業方法に合わせて、たくさんの種類を用意しています。
これは速乾ボンドをスプレーして塗っているところです。
黄色のいわゆる「ゴムのり」です。
広い面の板に、薄い板を貼るときに使っています。
貼り合わせる面の両面に、速乾ボンドを塗り貼り合わせます。
ピタッとひっついて、すぐに次工程にすすめます。
貼り合わせた後、ローラーで圧着させます。
この作業は、巾のせまい板をはぎ合わせて、巾の広い板を作っています。
板を製材した後、ジョインターという工具を使って溝を彫ります。
正確に位置決めをして・・・
溝を彫ったところに「ビスケット」といわれる「さね」になる部材を差し込みます。
↑
これが「ビスケット」
ブナという木の圧縮材です。(お菓子ではありません・・・)
これを先ほどの溝に差し込み、ボンドを塗ってはぎ合わせると、ボンドの水分を吸って膨張し、板と板をしっかり固定してくれます。
そして、クランプで挟み一日置きます。
ビスケットは板の中に仕込まれているので、表からは見えません。(影の名役者です!)
こうして作成したこの巾の広い板は、天板や棚板になります。
今日の接着材の話はここまで・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿