2008年2月9日

graf labo
塗装の話


私たちがつくる家具の塗装には、ウレタン塗装仕上げ、
オイル仕上げ、ワックス仕上げの3種類の仕上げ方があります。



今回は、ウレタン塗装仕上げの話を。

「天然木突板材使用」などと、他の家具屋さんのHPでもよく表記されていますね。皆さんもご覧になったことがあると思います。
「天然木突板材」とは、合板などの下地材の表面に、タモやチークなどの高級天然木材をスライス(0.3mmと極薄!)したものを貼った板材です。
家具に使う場合、表面が薄いので、無垢材に比べると水分やキズに弱いので、ウレタン塗装の塗膜で保護するのが一般的です。
ウレタン塗装の工程は、下塗り→中塗り→やすりがけ→上塗り(仕上)の4行程があります。
「塗り」といってもハケで塗るのではなく、スプレーガンで吹き付けていきます。
家具の裏表や天地があるので、本体をひっくり返したり横に寝かせたりしながら、全面に吹き付けていきます。
ちなみに上記写真は、やすりがけの工程です。



慣れた手つきで表面を均一にしていきます。



大きいものは台車に載せて・・・



全工程完了。一晩かけて乾燥させます。

塗装の話は今日はここまで・・・


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